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青山プロによるラウンドレッスン会へのご応募ありがとうございました。抽選でお二人の特別レッスンが5月19日に栃木県のアイランドゴルフリゾート那須で行われました。その模様をレポートします。
[ゲストWeb会員] 川村 治さん(55) / 村井 進さん(49)
「おはようございます」
「おはよう。きょうは、ちょっと厳しい練習メニューになるけど、覚悟しておいてください」
クラブハウスでのゲストと青山プロの顔合わせ。朝食をとりながら、いきなり青山プロが、ゲストに向かって鬼コーチ宣言です。
「実際のレッスンは、これから練習場とコースでじっくりやらせてもらうとして、ちょっと小手試しのクイズを出します。フェアウェイウッドやアイアンは地面にあるボールをヒットする。でも、ドライバーはティーアップする。どこが違うのか?」
「ドライバーはロフトが少ないから、ボールが上がるようにティーアップする。違いますか?」と村井さん。川村さんも、うなずく。
「うん、一般的な答えだね。僕が求めている答えは違う。ドライバーショットは宙にあるボールを打ち出していく。だからドライバーは振るクラブ。地面にあるボールは打つ。振るスウィングと打つスウィングの違いがあるんだよ。まあ、そのあたりからレッスンする必要がありそうだな...」
スタート前に練習場でボール打ちが始まった。体慣らしを兼ねて軽く? とんでもない。早々と特訓開始です。
「はい、それじゃあ、打つスウィングです。打つためには、クラブは上から下へ。顔は上げない! ダウンスウィングで右腕を伸ばそうとしているな。腕は使わない! 大事なのは、下半身で打つこと」
ゲストの額にたちまち汗が浮かぶ。体慣らしどころではありません。青山プロのレッスンは続きます。
「はい、次は、ドライバーに持ち替えて。今度は振るスウィングを知ってもらう。さあ、ドライバーショット、やってみて」
お二人とも、ドライバーで打ち始めました。
「うん、村井さんは、かなり振れるね。川村さんは、問題ありだな。ちょっと待って」
そういって青山プロは枝を折って持ってきました。それをヒザの高さに差し出して「さあ、村井さん。この枝の葉っぱを思い切り散らしてみて。もっと、もっと。ビュンビュン振る! 振り終わって、よろけてもいいからフルスウィングする! ポテンシャルを最大限に引き出さなくては、飛ばない!」
もちろん、青山プロのデモンストレーションもあります。とてつもない飛距離に、お二人は「ウォー、凄い」
と、青山プロから声が掛かります。
「感心している場合じゃないでしょう。ボールを見るのじゃなくて、僕のスウィングの動きを見なくちゃ、参考にならないでしょ?」
「それじゃあ、スタートしましょう。前半は、もっと飛ばせるようにレッスンします。後半は、スコアメイクを考えながらのプレーと、内容を分けてプレーしてもらいます」
ゲストお二人のスウィングで、共通しての勘違いがあったようです。青山プロの指摘です。
「フォロースルーで腕を伸ばそうとしているでしょ? それじゃあ、強く打てないし、速く振れない。腕はヒジから先で、上腕部はボディーの一部なんだ。言ってることがわからない? それじゃあ、体で覚えてもらおう」
そういってバッグから抜き出したのはゴムチューブでした。
「これで腕を縛って打ってみよう。素振りして。そう、ヒジから先がビュッと走るのがわかるよね。その動きがないと飛ばないぞ!」
打ち終わって、チューブをはずそうとすると...。
「ダメ! このホールは、つけたままプレーするの!」
スパルタレッスンは、まだまだ続きます。それは、次回に。
(つづく)
※当ページ内の情報は2009.05.28執筆時点のものです。