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青山プロによるラウンドレッスン会へのご応募ありがとうございました。抽選でお二人の特別レッスンが5月19日に栃木県のアイランドゴルフリゾート那須で行われました。スパルタレッスンの後半は?
[ゲストWeb会員] 川村 治さん(55) / 村井 進さん(49)
川村さんのドライバーショットを青山プロは不満そうに見続けていました。
「もっと飛ばせるはずなのに、物足りないなあ。どこを向いてアドレスしているの?」
「フェアウェイのセンターを狙っているつもりですが...」
「いや、それじゃあ、右のバンカーを向いているよ」
川村さんはスタンスを取り直します。「こんなもんですか?」
「いや、まだ右を向いているね。もっと左だよ」
「これなら、どうですか?」
「うーん、それで、どうにかフェアウェイのセンターだな」
「私には、左の林を向いているように思えるのですが...大丈夫ですか?」
「OKだよ。信じなさい」
「いいのかなあ、これで。信じる者は騙される...なあんて」
「じゃなくて、救われるの!」
スパルタレッスンにも、慣れてきたのか、ゲストも口が軽くなってきました。 「ようし、その構えで、思いっ切り振ろう」と青山プロ。
川村さんのショット、フェアウェイのセンターをとらえました。でも、青山プロからは合格点をもらえません。
「方向はよかった。でも、それで満足していちゃいけない。もっと速く、振らなくちゃ。体の使い方がわかっていないようだね」
「ちょっと、こっちにきて、並んでみて」
川村さんが、青山プロの右横(正面からみて)に並びます。
「左手でオレのベルトをしっかりつかんでもらおうか。つかんだ? よし、それじゃあ、こちらは踏ん張るから、川村さんはオレを左に引き倒すぐらいのつもりで引っ張って」
言われたようにやるのですが、青山プロはビクともしません。「ほら、もっと腰を使って。手だけで引っ張ろうとしたって、パワーは出せない。いま打ったティーショットと同じだ。もっと下半身の力を活用させるんだ!」
やっぱり青山プロは不動のままです。
ゲストが交代して、今度は村井さんが、同じことにチャレンジしました。
「うん、村井さんの方がパワーあるけど、もっと効率よく体を使えば、オレを動かせるだろうな。じゃあ、次は逆にしてみようか。オレがベルトを持って引っ張るから、お二人は、動かされないように踏ん張ってみて。じゃあ、いくぞ。おりゃあ!」
二人とも、あっけなく引きずられてしまいました。
「プロは、そのくらいのパワーでクラブを振っている。だから飛ぶの。パワーを引き出すのは下半身だよ。じゃあ、その感覚でもう一度ドライバーショットに挑戦だ!」
前半の9ホールは、ずっとこんな調子で①地面にあるボールを強く打つ②ドライバーショットは速く振る③どのショットでもスクェアにボールをとらえるーーという3テーマに取り組みました。そして後半の9ホールは、スコアメイクを意識してのプレー。18ホールのラウンドを終えて「ありがとうございました」と両ゲスト。「甘い! まだ終わらないぞ。練習場でおさらいと仕上げをやる!」
場所を再び練習場に移してー。
「川村さんは、この中に入って」と青山プロ特注のスチール製の輪の中に。「川村さんは、どうしても体が流れてしまってターンスピードが鈍る。この輪の中で振れば、いやでもターンさせなければならないからね。はい、打ってみよう」
「甘い! まだ仕上げが残っている! 二人でじゃんけんして。勝った人は、50ヤードの看板があるところに転がっているボールを100ヤードの標識があるグリーンに打つ。負けた人は150ヤードの標識周辺までいって、100ヤードのグリーンに打つ。ボール集めを兼ねた練習だ。じゃんけん!」
このボール集めを兼ねたSWによる50ヤードのショット練習が、また1時間。最後は「じゃあ、10球グリーンに乗せたらおしまいにする」
長い1日が、ようやく終わりました。シャワーを浴び、着替えをすませたお二人の感想はー。
★川村さん「いやあ、厳しかったですね。まさにゴルフ漬けの一日でした。こんなの初めてです。でも、楽しかった。子供のころに時間が経つのも忘れて遊びまわっていた記憶がありますが、それ以来かもしれません。すばらしい経験をさせていただきました。ラウンドでは、GN502銀のセットを使わせていただきました。青山プロに何回か"よし、それだ!"と合格点をつけられたショットがありました。自分でも驚くほど飛んでいました。レッスンとクラブ機能の相乗効果でしょうか。きもちよくボールがつかまってくれました。数発でしたけど、あのショットをもっと打てるように練習します」
★村井さん「ここまで徹底して教えていただけるとは思ってもいませんでした。楽しかったし、感動の1日になりました。仕上げにやった練習場のボール集め。50ヤードをひたすら打つ。こんな経験はありません。応募して本当によかった。GN502銀ツアーのセットも手応え十分。もっと飛ばせるようになる。そんな実感を抱かせてくれた楽しい1日でした。ありがとうございました」(おわり)
※当ページ内の情報は2009.06.03執筆時点のものです。